鍼灸と婦人科系の関係

女性と体調変化

人間の体は、年齢とともに変化します。適切な状態にしようという働きですが、ここにホルモンが影響していることが大きな問題です。
大きく分けて思春期・成熟期・更年期。老年期とありますが、それぞれ大きな変化をきたします。この変化が緩やかになり、体も精神も慣れてくれば問題ありませんが、当初はかなりの負担になるのはよく知られていることでしょう。

「月経前症候群PMS」「生理痛・月経困難症」「更年期障害」などはよく知られた症状ですが、とても大きな負担がかかります。精神的な影響も大きく、長く苦しむ人も出てくるのです。

婦人科系とのつながり

鍼灸での施術は、薬とは違います。刺激を与えることで、自律神経や血流を整えるのが特徴です。結果として、ホルモンバランスの調整などもできるのは、体が正しい状態になるよう導くことがあります。そして筋肉の緊張もやわらげることで、さまざまな症状を改善させるのです。

ホルモンバランスの調整による代表例は、更年期障害の症状の緩和になります。様々な症状が知られていますが、徐々に改善させていくことで、大きな変化に対応できないようなことが起こりません。薬のように強い反応によって、症状を抑えるのではなく、徐々に改善させていくことが重要です。
体に大きな変化が起こると、メンタル的に変化を受け入れきれなくなります。

代表的な例は生理痛の緩和です。
血流を改善させることで、痛みを緩和できるようになるのは、鍼灸の特徴。薬に頼らずに、体の仕組みで緩和できるようになることが、負担の軽減につながります。

更年期障害の緩和は、ホルモンバランスの乱れを正すことから生まれる対処方法です。いきなり劇的に改善するわけではありません。時間をかけながら、変化を緩やかにしてあげることで、体もメンタルも負担を減らします。症状の緩和にもつながるのは、悩んでいる人にとって大きな違いになるのです。

好転反応

鍼灸では好転反応というものもあることは、理解しておかなければいけません。鍼灸の効果によって、眠気やだるさ、発熱などが出てくることがあります。これは体が回復しなければいけないと理解させるための家庭で、一時的な不調によって回復を促すのです。
同じようなものに内出血がありますが、体は改善させようと働きます。この働きを逆手に取っているのも鍼灸の施術の特徴といえるのです。

そのため、施術後はできるだけ安静にしていただき、十分な水分補給をお願いいたします。

ただし、体調が悪いときには、好転反応が悪く働くことも出てくるため注意しなければいけません。

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