美容鍼灸がもたらすもの
美容鍼灸がもたらすこと
美容鍼灸というと、いったいどんな意味があるんだろうかって思いますよね。それが当然です。
普段はけがの回復を目指して行っているものが、美容と関連づくかといえば、そんな簡単ではありません。しかし、副次的な働きが、実は美容にも役立っているということはよくあります。そのひとつとして考えてみると、鍼灸と美容のつながりも見えてくるでしょう。
回復させること
美容鍼灸では、「回復させる」という言葉がキーワードになります。美容では欠かせない言葉として、新陳代謝があるでしょう。これは古い組織を新しくしていくという点にポイントがあります。
新陳代謝が進むのであれば、美容的には必ずプラスに働くのは、よく知られたことです。逆に新陳代謝が落ちると、肌のくすみやしわができやすくなります。筋肉の力も失われ、たるんでくるような状態も、新陳代謝に影響を受けるわけです。
美容鍼灸では、この手助けをしていきます。回復を促すために小さな傷をつけ、体が修復しなければいけないという状態にしていくのです。もちろん、痛みを感じたいレベルの細い針ですし、灸も熱さを感じるようなほどではなく、心地よい温度に設定されています。
つまり、人間の体がもつ、本来の機能を目覚めさせるお手伝いをするのであり、美容鍼灸自体がいきなり肌の調子を戻すわけではありません。ですので、館林のたまい鍼灸院でも、一定の期間、継続的に通院できることを前提としております。薬とは違い、体の力を使うため、負担も低く抑えられますので、長く続けること基本としてお考え下さい。
免疫反応を使う
回復させるという面でも重要なのが、免疫反応です。
免疫反応って何なの?っていうのが普通。一般的に使われるような言葉ではありません。ですが、普段から体の中で起こる大事なことなのです。
例えば体の中に菌が入ったとしましょう。そのままでは具合が悪くなってしまいます。そこで体は遺物である菌に対して対応していくことになるわけです。これを免疫反応と呼んでいます。
美容鍼灸では、この働きを神経系やホルモンの調整によって呼び起こすわけです。もう少し殿門的に行けば、鍼が刺さったときの刺激によって、神経ペプチドやサイトカインなどの物質が生成されます。これによって、免疫反応が促進され、老廃物などを排出してくれるようにするのです。つまり、免疫反応によって余計なものを輩出し、健康な状態を作り上げると考えればわかりやすいでしょう。さらに血管の拡張効果によって、免疫反応を効率的に行えるようにしていきます。
美容鍼灸とは、1つの事ではなく、複数の反応からも、効率的に進められる美容法といえるでしょう。