交通事故と鍼灸での回復
交通事故のダメージ
交通事故にあうと、体はさまざまなダメージを受けます。小さな衝撃だったとしても、体にはとても大きな力がかかるわけです。なぜなら、車は鉄の塊。仮に車同士の事故だったとしても、そんな塊がスピードを出してぶつかるのです。この衝撃を中の人は受けざるを得ません。
もちろん、シートベルトをはじめ、エアバッグなど、さまざまな守りで対処します。それでも、根本的な衝撃がなくなるわけではありません。ほかの部分にぶつかるのを避けるだけで、根本的なところに違いはないといってもいいでしょう。
この衝撃を受けた肉体は、必ず傷つきます。この傷がケガであり、あとから問題を引き起こすわけです。代表的なのはむち打ちですが、これも一つの例でしかありません。腰痛、頭痛、肩こり、打撲痛、骨折、脱臼、捻挫・・・挙げればきりはありません。
鍼灸と交通事故の関係
鍼灸で交通事故のけがに対して何ができるのか。ここが大事な問題です。
鍼灸では、鍼やお灸を使います。そのままですね。本当にわからない程度の傷を体につけることにより、回復を促すというのが、基本的にあります。もちろん、鍼に痛みはありませんし、お灸も心地いい温度になっており、やけどするようなものではありません。
この刺激により、体の中ある自然治癒力を活発化させて、交通事故のけがの回復にも役立てていこうという考え方です。
さらにツボを刺激するというのも、大きなポイントです。ツボを刺激すると、血行の促進などを促せるようになります。血流が増えると、それだけ酸素や栄養を運んでくれますが、疲労物質なども排泄してくれるのです。この循環を高めてあげれば、ケガも早く回復していくことになるでしょう。血行不良のままでは、いつまでたっても交通事故の怪我から抜け出せないということも起こるのです。
時間をおかないこと
大事なことは、交通事故の怪我から時間をおかないでください。時間を空けることによって、ケガは回復しにくくなります。さらに、どこに原因があるのかが不透明になるという問題も生じるでしょう。今の痛みが、交通事故によるものなのか、それとも生活の中で受けた別の原因なのかという部分が生じるからです。
交通事故では、とても大きな衝撃を受けるということを忘れないでください。仮に徐行同士でぶつかっても、大きなダメージを受けることは変わりません。それは生身であったらどうでしょうか。想像もつかないダメージを負うことになるのですから、できるだけ早く施術を始めていきましょう。