顔面神経痛とお灸での回復
生活に影響する顔面神経痛

顔に歪みが出て、うまく表情が作れない。そのような状態を想像したことがあるでしょうか。これは顔面神経痛になると現れてくる症状です。それも全体に出るのではなく片側だけに症状が出ることが特徴で、ほとんどの場合原因がはっきりしません。痛みを伴うケースもあり、つらい思いをすることになるわけです。
特に問題は生活に現れます。顔面神経痛になると誰が見ても、少し違うといった印象を受けるでしょう。仕事によっては上手く立ち回れない可能性も出てきます。特に接客業なれば、顔面神経痛は生活をも変えなければいけない影響を及ぼすわけです。
重要なことは顔面神経痛の症状が現れてから、 2週間以内に適切な措置をすることになると言われてきました。鍼灸の施術もそのひとつであり、できるだけ早い段階からスタートさせることが、回復を促すポイントとなるわけです。
では、今回はお灸を使った対処方法を考えてみましょう。お灸は非常に緩やかなように見えます。ですが顔面神経痛のようなデリケートな部分では、非常に扱いやすい手法です。
お灸による改善

お灸がもたらしてくれることは、いろいろあります。例えば血流の改善はよく知られているところでしょう。ツボを刺激しながら熱を変えていくことで、周辺の血流が改善して行くのです。これをきっかけにさまざまな部分の血流を改善しつつ、画面神経痛の神経炎症を沈めていくことが期待できます。
顔面神経痛では、顔の筋肉が固まってしまうようなことも出てくるのが問題点です。怖った筋肉を解きほぐしたくても自分の力ではどうにもなりません。呼吸を使った場合には温めることで、硬くなった筋肉を少しずつ緩めていきます。急激な変化をもたらせるのではなく、ゆっくりと変化を作り出しているのです。
痛み伴っている場合にもお灸は有効な手段となるでしょう。熱によって刺激を与えていきますが、だいたい42度以下と考えてください。少し熱いお風呂だと思えば、間違っていません。これぐらいの熱によって刺激を与えると、三叉神経痛のような症状はゆっくりと和らいできます。もちろん個人差はありますが、強い刺激と異なるため、安心して施術を受けることができるでしょう。
温めるということは、交感神経から副交感神経が優位な状態を作り出して行きます。顔面神経痛の原因の一つとして挙げられるのがストレスですが、この軽減にも役立ってくれるのです。
顔面神経痛を発症すると、つらいことがたくさん出てきます。できるだけ早く館林のたまい鍼灸院にお越しいただき、改善していきましょう。


