更年期障害に鍼灸のアプローチを

非常に辛い更年期障害

人間の体は年齢とともに変化して行くものです。これは誰もが避けられない事実。そうなると体の反応も大きく変わってきます。代表的なこととして更年期障害が挙げられるでしょう。
更年期障害は誰もなりたいと思っておりません。症状の軽人であれば負担も少ないですが、かなり苦しい人も出てきます。
日本人で見ると、だいたい45歳から55歳あたりを更年期と呼んできました。ここに現れてくる障害だからこそ更年期障害と呼ぶわけです。ですので、決まった症状があるわけではありません。女性の場合には、卵巣機能の低下に伴うエストロゲンの減少が引き金となります。これによりホルモンバランスに変化が生じ自律神経にも乱れが出てくるわけです。
自律神経の変化から、非常に色々な症状が現れてきますが、人によってもかなりの違いが出てきます。イライラや不安感などもありますし、体調にも大きな影響を与えるわけです。

更年期障害に対するアプローチ

更年期障害にはさまざまな対処方法が考えられてきました。特に症状がつらい場合には薬を使った対処方法が一般的です。ですが、人間の体に訪れる自然な変化の一部であり、すべての症状を回復させるのは難しいと言っていいでしょう。

そこで現在よく対処方法の一つとして挙げられてきたのが、鍼灸によるアプローチです。鍼灸によるアプローチは東洋医学的な部分であり、全身の調和をとりなおすことがポイントになります。
薬を使うことなく、自分の体の中を調整してあげ、更年期障害の症状を軽減して行く方法です。体の負担も少なくて済むところが大きなメリットと言えるでしょう。非常につらい症状で苦しんでいる人でも、徐々に改善していくことができるのです。

鍼灸でのアプローチのポイント

鍼灸でのアプローチのポイントになるのは、自律神経の調整とホルモンバランスへの影響となるでしょう。
自律神経の調整は更年期障害の大きなポイントです。症状の多くは自律神経の乱れによって生じています。
ほてりや発汗、ひえ、不眠といった症状を改善するのは大変難しい問題です。鍼灸では、交感神経と副交感神経のバランスを整え、体をリラックスできる状態だと調整します。これによってつらい症状を緩和できるのです。

ホルモンバランスを整えるのもおーきな特徴で、鍼灸の刺激によって神経内分泌系に影響を与えることができます。ホルモンレベルを調整してあげることにより、つらい症状も緩和への方向へと持って行けるのです。

これもすべてもともと人間が持っている機能を、調整してあげるという鍼灸のアプローチがせることと言っていいでしょう。辛い更年期障害でお悩みの方は一度ご相談ください。